工程③ 連続動作試験

プリテストに合格したパソコンは、ラン・インと呼ばれる連続動作試験に入ります。

まず、ラックに積み上げられ、電源とLANケーブルだけが繋がれます。

そして、サーバーが ネットワークを介して自動的にテストを行っていきます。

サーバーによるパソコンの設定は、プリテスト時に製品からハードディスクに書き込まれたシリアルナンバーや構成情報を取得して行われます。

そして、電源のオンオフやメモリーのテストなどを実施していきます。

検査で問題なければ、データベースの情報をもとに OSやOfficeなどの様々なソフトウェアを自動的にダウンロードしてインストールしていきます。

ちなみに、このテストを行うサーバーには非常に高い性能が求められています。

数百台や数千台の製品が同時に接続され、それぞれのテストが行われるからです。

日本HPの昭島工場では、サーバーの開発・管理にずいぶんと力を注いでいます。

工程② 初期動作試験

パソコンの組み立てが終わると、プリテストという初期動作試験を 20分かけて行います。

まずは、パソコンに ディスプレイ,マウス,キーボード,スピーカーなどの入出力機器を接続します。

次に、ネットワークケーブルで テスト用の管理サーバーに繋ぎます。

すると、テスト用の診断ソフトがダウンロードされます。

同時に、サーバーから シリアルナンバーが要求されます。

そして、筐体に貼り付けてあるシールのバーコードを読み取ることで、生産用のデータベースに入力されている製品の構成部品が分かります。

後は、パソコンと接続して得られる電気的な情報と照らし合わせれば、オーダー通りの製品になっているかの確認ができるというわけです。

続いて 診断ソフトは、接続された機器に さまざまな信号を送ります。

それを検査員が対面で見ながら、パソコンが正しく動いているかをチェックしていきます。

例えば USB端子では、USBスロットにレーザー式のマウスが繋がれ マウスの赤いレーザーが発光すれば正常に動いていることが確認できます。