SMT工程とDIP工程を経て完成したマザーボードは、すべて正常に動作するかのチェックがなされます。
マザーボードは、CPU,メモリー,ハードディスク,インターフェースなど、さまざまな機器が接続されて 本来の役割を果たします。
そこで、こうした機器とマザーボードを一時的に繋ぎ、電源を入れて 正常に動作するかを確認しているのです。
ただ、マザーボードには 多くのソケットやスロットが搭載されていて、1つ1つ手作業で機器と繋いでいては時間がかかってしまいます。
そうしたことから、1つ1つ手作業で機器に接続して すべての端子をテストする(Manual Test)という検査方法は、新しい形式のマザーボードなどを試作する際にしか行っておりません。
製造が軌道に乗って大量生産が行われているマザーボードでは、Function Boxという装置を作成して 効率よくテストを行っています。
Function Boxは、マザーボードに接続する機器が1つの筐体にまとめられたもので、多くの機器を容易に装着できるようになっています。