【PCキーボードの種類】構造によって4つに分類される

パソコンのキーボードは構造によって大きく4種類に分類されます。

◯メンブレン式
昔ながらの標準的キーボードです。
ラバーカップが使用されており、主にデスクトップパソコンに付属しています。
キーボードを打つ音が静かなものが多いためビジネス用に利用されることが多いものです。
簡易的な構造で大量生産がしやすいので安価で購入できるというメリットがあります。
しかしゴムを使用しているため、長期的に使用しているとゴムの部分が摩耗し、文字が打ちにくくなってしまいます。
またキーボードを一つ一つしっかりと押さないと文字を入力することができません。

◯パンタグラフ式
ノートパソコンに採用されていることが多いのがパンタグラフ式キーボードです。
構造としてはメンブレン式に似ているのですが、メンブレン式よりも薄く、軽いタッチでタイピングがしやすいという特徴があります。
メンブレン式よりも浅いタッチで入力の反応が出てしまうため、ミスタイプが少し多くなるかもしれません。

◯メカニカル式
メカニカル式はメンブレン式やパンタグラフ式のように1枚の基盤でできておらず
一つ一つのキーが独立しているため構造がとても複雑です。
耐久性、カスタマイズ性が高い反面、安価なもので1万円を超える高額なものが多いです。
ゲーミング用として発売されているキーボードのほとんどはメカニカル式です。
採用されている軸によって入力時の手応えやタイピング音が変化し、反応速度も早いです。
一つ一つのキーが独立しているので故障時には知識がある人なら修理もかのうです。

◯静電容量無接点式キーボード
メカニカル式と同じくそれぞれのキーが独立しているタイプのキーボードです。
指先からの静電気を感知して入力するため静かなタイピングが可能です。

キーボードを選ぶ際には、キーピッチやキーストロークを意識して購入しましょう。
キーピッチは隣合わせになるキーとの距離です。
一般的なものは19mmですが、小型のノートパソコンの場合にはもう少し狭くなることもあります。
手が大きい人にとっては窮屈かもしれませんし、逆に狭いほうが入力しやすいという人もいるでしょう。
キーストロークはキーを押したときの深さです。
深いとしっかりした感触で押せて誤入力が少なくなりますが素早い入力はしやすくなります。