ハードディスクの容量というのは今でこそ500GBや1TBといったような
大容量なのが当たり前になっていますが、そこまでになるには様々な問題を
クリアしてきた経緯があります。
分かりやすいのはハードディスク容量の単位が技術の進歩によって、
変遷してきていることです。
20年ほど前であればハードディスクという概念は皆無に近く、外部の保存媒体として
フロッピーなどが使われていました。
ハードディスクが搭乗して当初は数十メガバイトが上限となっており、
価格はかなり高価なものでした。
今では考えられないレベルですが、その後ハードディスクの容量上限は512MB、540MB、
1GB、2GB、4GB、8GB、32GB、64GB、128GB、137GB、2TBなどとなっています。
そもそも容量の単位として下から順に以下のようになっています。
ビット bit
バイト byte
キロバイト kb
メガバイト mb
ギガバイト gb
テラバイト tb
ペタバイト pb
エクサバイト eb
ゼタバイト zb
ヨタバイト yb
現在はテラバイトレベルのハードディスク容量が搭乗しているのみですが、
今後も順調にハードディスク容量が増加していけば近い将来にはペタバイト、
その後もエクサバイトなどまで到達してもおかしくないと考えられています。
ハードディスクの容量が増えても、それを扱うアプリケーションがより大容量な
ストレージを必要とすることから容量が増えすぎて困るということは、
今後も発生しないものと思われ、逆に容量増加が追いつかない問題に直面するのでは?
と考えられています。