有機elディスプレイと液晶ディスプレイの違い

有機ELディスプレイと液晶ディスプレイって何が違うのか?
見た目上、殆ど同じに見えるディスプレイですが、根本的な違いがあります。
どのような違いがあるのか見てみましょう。
・どのようにして光るか
有機ELはそれ自身で光を出すことが出来ます、しかし液晶はバックライトがないと
光を映し出すことが出来ません。
そのため、有機ELのほうがディスプレイを薄くできるだけでなく、応答速度が速いので
リアルタイムな映像表示に向いています。
・視野角
有機ELはバックライトを必要としないので、視野角はほぼ180度になります。
つまり真横から見ても、正面から見てもほとんど同じ映像が見えるということです。
液晶の場合、120度を超えたあたりから画質が明らかに劣化して見えます。
・値段
有機ELは非常に高度な技術が必要になるので、インチ当たりの値段が高くなります。
逆に液晶は技術的には開発されつくしているのでそれほど値段は高くなりません。
・寿命
有機ELは寿命が液晶に比べると短いとされています。
ただ、短いといっても極端に短いわけではなく長期にわたっての使用を考慮した場合に、
液晶よりも寿命が短くなるという程度です。
・大きさ
有機ELは大きなディスプレイを作るのが非常に難しいとされています。
現在20インチ程度の大きさが限度ではないでしょうか。
其れより大きくなると技術的に難しいとされていますが、液晶の場合は
100インチなど大型ディスプレイでも問題なく製造することが出来ます。
有機ELと液晶でそれぞれにメリット、デメリットがあります。
どちらが優れているというわけではありませんが、現在日本で主流なのは液晶です。